三國屋善五郎 茶楽依倶楽部 コミュニティペーパー

みてくだ茶い

2006年
5月

『新茶に向けて…』

スタートの季節

我々お茶屋にとってもこの季節は新しい年のスタートになります。そうです!新茶の季節なのです。各産地からは新芽の生育状況がどんどん入ってきます。今年は桜と同じで昨年より生育が早いようです。どんなに実績のあるプロ野球の一流選手でも開幕戦は緊張すると聞いた事がありますが、それと同じでどんなに経験を積み、熟練した技を持つ茶匠や生産家も「気持ちが引き締まる思いだ!!」と言います。さらに、お茶を揉む作業(茶葉を加工する事を言います)は、一発勝負なのです。やり直しは効かないので、「もし失敗したら・・・」と思うと足が震える事があるそうです。

日本茶だけでなく続々と・・・

海外からも新茶の見本が届いています。インドから世界の三大銘茶の一つダージリンの『ファーストフラッシュ』です。独特の風味が今年も紅茶好きの方々のハートを『ぎゅっ』と掴んで放さないのではないでしょうか。この季節は世界中の茶に関わる者達が待ちわびた季節でもありますが、一年の成果を問われる季節でもあるのです。

人と自然の共同作業

しかし、どんなに努力してもどうしようもない事があります。それは天候です。天候に恵まれるかそうでないかによって、茶葉の質は大きく左右されます。まさに人智が及ばぬ領域がお茶作りを左右するのです。でも我々に出来る事は、ただひたすら最善を尽くす事以外にありません。全ての農作物がそうだとは思うのですが、まさに「人と自然との共同作業」ですね。

毎月発行『みてくだ茶い』

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