三國屋善五郎 茶楽依倶楽部 コミュニティペーパー

みてくだ茶い

2007年
8月

『秋の訪れ』

栗拾い?

一番最初に秋の訪れを感じる味覚の一つが「栗」ではないでしょうか。

いつもこの季節になると子供時代の栗拾いを思い出します。「栗拾い」というと、いかにも落ちていた栗を拾っているように思われるかも知れませんね。

でも実際はみんなで栗の木に登ってとったり、長い竹でたたいて落としていました。それが近くの山の時もあれば、近所の家の栗の木の時もありました。当時は世の中がのんびりしていたせいもあるでしょうが、子供達だけで栗や銀杏やあけびを取りに行ったものです。

想い出のあの味…

学校帰りの道端でもよく栗を生で食べました。「え~生で食べるの~」とびっくりされる方もいるかも知れませんが、これが以外と美味しいんです。まずズックの底で栗のイガイガを剥くんです。さらに栗の皮を手で剥くんですが、栗には渋皮がついているんです。これを指でおし出すように剥がしていくんです。子供だから上手に剥けない時もあるんですが、おかまいなしに食べていました。上級生の子がやっているのを見ながら、自然と覚えていきました。

もう何十年も生で食べたことはありませんが、今でもあの味は子供時代の思い出とともに残っています。しかし福井みたいな田舎でも、子供時代のように身の回りで栗の木を見かける事もほとんどなくなってしいまいました。

その代わりという訳ではありませんが、三國屋として毎年この季節には「栗の紅茶」「栗の焙茶」を発売させていただいています。

栗の香りを楽しみながら、秋の訪れを感じていただき、憩いのひとときを味わっていただければ幸いです。
毎月発行『みてくだ茶い』

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