
4月は私達にとって、1月とは別の意味で「始まりの月」ではないでしょうか。新年度や新学期のスタートの月ですね。私達お茶屋にとっても始まりの月なのです。
そうです、新茶の季節です。
毎年この季節になりますと、段々と緊張感が高まってきます。相場の動きや茶葉の出来不出来になかなか寝れない日も出てくるんです。おそらく日本中の茶に携わる人達全てが同じような気持ちなのだと思います。
でも、この緊張感こそが良い仕事をしていくためにはかかせないのだと思うんです。常に緊張感のある仕事を目指していきたいと思っています。これも全ての仕事に共通していると思うのですが、人は気がつかない間に「慣れ」が出てきてしまうことがあると思うんです。自分では決して慣れでやっているつもりはなくても、後で振り返ってみると仕事の中に「慣れ」があって失敗してしまう。
諺に「初心忘るべからず」という言葉がありますが、本当に大切な事だと思います。そのためには、基本を常に心がけていくことだと思うのです。
野球で言えばキャッチボールです。同じキャッチボールでも惰性でやっているキャッチボールと一つ一つ投げ方やボールの取り方をチェックしているキャッチボールでは違うと思います。
以前、ある方に「非凡」と「平凡」について教えて頂いたことがありました。教えて頂くまでは「非凡」とは特別な才能や能力のことを言うのだと思っていましたが、その方はそうではないと言いました。
「非凡とは平凡なことを何年、何十年と続けること」を言うのだと…
その言葉を聞いた時の感動は今でも忘れません。

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